雑記 | ゆうきの話

雑記


啓蟄を超え、そろそろ春なので、冬眠から目覚めてもよい頃合だ。



羽根布団から羽が出てくる。



あまり面白くないと思われることを書いてみるのはどうか


昔から天才バカボンが好きだが、今考えると笑えるから好きだったのではなく、すこし変っていたから好きなのだと言う事に気が付いた。

笑える話と言うものは色々見聞きした来たが、それは私が描くべきものではないと言う結論に達しつつある。

以前は、いわゆるギャグ漫画と言うものが描きたいと思っていた。

でも、そういうものを見すぎたせいか、笑わせられる事に飽きつつあるのかもしれず、それと同時に笑わせる事に興味が無くなりつつあるのかも知れない。

かといって、シリアスな人間ドラマにも興味をそそられない。

恋愛ドラマをはじめ、いわゆるドラマと言うものに昔からそれほど興味が無いので、となると、残されたものはそれ以外のもの、それは恐らく一般的には大して面白くないもの、そんなものにたどり着くことになる。

だから、あまり面白く無いものを書くと言うこと以外に選択肢が無いのだが、それでは面白がられないので存在意義が少し薄くなる。

その点を改善する方法を考えてみたが、結論としては、その様な方法は存在しないと言う結論に達した。


と言う訳で、あまり面白いと思われないであろう事を書く事にしようと思う。





目を閉じると見えてくるものを何と名付ければ良いのだろうか。

そんな事を考えながら、今日も眠りにつく。

目を閉じるとそこはいつもの場所、いつもたどり着くその場所には今日も一つの人形が転がっている。

それは見た目は人間の子供のように見えるが、何処となく他の生き物の輪郭がにじみ出てきているような、そんな捉え所の無い不思議な人形だ。

いつものようにそれを手にとり、じっと眺める。

いつものようにそれは次第に解像度を下げるように構成が解けはじめ、鈍く青白い光の粒になって指の隙間から零れ落ちてゆく。

その粒は地面に落ちると同時に空間を振動させながら消えるのだが、その時に様々な色の細かい紙切れのようなものになって周辺に舞い、そして空気に溶けるように消えてゆく。

そしていつものように手のひらには一個の飴玉が残る。

いつものようにそれを口に入れようとすると、うしろから人の声がする。

ここに人が居た事は一度も無く、声が聞こえた事にすこし驚きながらも振り返ると、そこには誰も居なかった。

不思議に思いながらも、飴玉をいつものように口に入れる。

次の瞬間、また人の声が聞こえた、はっきりと。

気が付くと、目を覚ましていた。

口の中には丸い何か入っていた。




つづく